IPFactory WelcomeCTF 2021 開催記
概要
IPFactory WelcomeCTF 2021
2021/04/24(sat) 10:00 ~ 22:00
立案
2021/02/20に私からサークルメンバーに向けて「21年度の4~5月頃に新入生をターゲットとした学内CTFを開催したい」旨を連絡した.
開催したい理由としては
- 昨年度のISCCTF2020では,インフラを含む多くの作業を33期生に頼っての開催となった為,CTFの開催能力が代替わりによって失われかねなかった.
- IPFactoryでは,今までも何度かWelcomeCTFを開催していた経緯があり,せっかくなので復活させたい.
- 学内限定開催となれば,色々な点で試験・実験的な運用もできる為,いい勉強になりそう.
- 純粋におもしろそう
などがあった.
計画
早い段階でMTG等を行い
- Jeopardy形式の採用
- 一般的である
- CTFdの使用
- 自作する程の時間がない
- dynamic scoring
- そうしない理由が思いつかない
- PPCの出題
- 新入生が対象であるため,幅広いジャンルに触れてもらいたい
- 景品
- 強い新入生にさらに強くなってもらいたい
- 12hの競技時間
- 運営の少なさから,監視・サポートに割けるリソースが少ない
- 作問者
- だいたい出来ることが決まってる
等の点を決め,週ごとに目標を決めてスケジュールを組んだ.
スケジュール(予定)
Week 1 (~ 3/13)
- 作問開始
- リポジトリ,AWSアカウント整備
Week 2 (~ 3/19)
- 現状確認
Week 3 (~ 3/26)
- 作問締切
Week 4 (~ 4/3)
- レビュー締切
- 開催日の決定
Week 5 (~ 4/10)
- インフラ完成
Week 6 (~ 4/17)
- 告知
Week 7 (~ 4/24)
- 開催可能な状態
実行
実際はこのスケジュールなどあって無いようなもので,私が動き始めたのは3月末頃.
強い後輩に「スコアサーバをいい感じにデプロイしておいて下さい」と言ったらAWSにシュッとスコアサーバが生えていたり,「問題サーバk8sにしてみない?」と言ってみたり,「やっぱりk8sめんどくね?」と言ってみたりしていた.ありがとう.ごめんね.
私は,作問はじわじわと進めていたものの,問題サーバの構築を初めたのは競技開始3日前で,Pwnの問題サーバはkCTFつかってGKEにシュッと生やした.Web問のデプロイはy0d3nに丸投げだったので,申し訳のNASAを無限に感じている.
当日
監視するぞ〜って思って生活リズムを直したり,適当な監視をRustで書いていたりしたが,前日に徹夜で麻雀やる大失態を犯し,当日は結局昼寝しました.マジでごめんなさい.ちゃんと監視動いてたから許して.
負荷分散するぞ〜って意気込んでk8s使ったけど,実際に開催してみたら前半はsolvability checkくらいしか負荷かかってないし,なんか実験としては効果を測れなかった(経験としては良かったと思う).
感想
大会全体としては,新入生がかなり健闘していたり,教員が参加してくれたり(いい話),かなり気持ちの良いものだった.
次
開催理由の一つであった,「個人への依存が強く,代替わりによる影響が大きい」点を解決できた気がしないので,今度こそ改善したい.
ちゃんとスケジュールどおりにやる.
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